医療用ウイッグの選び方とお手入れ

ライフスタイルに合わせた医療用ウイッグの選び方とウイッグを長持ちさせる方法です

Posted by Ose on May 25, 2019

M.Wigマークのあるメーカーを選びましょう

医療用ウィッグショップにM.Wigマークがついているのに気がつかれたでしょうか。2015年に経済産業省がプレスリリースを出して、医療用ウィッグに関するJIS規格が制定されました。その規格の基準による認定登録試験所の性能検査に適合した医療用ウィッグであることを証明するのがM.Wigマークです。

医療用ウィッグにも、他の製品と同様にJIS規格があることをご存知ですか?

抗がん剤治療や円形脱毛症に悩む人たちを応援するために、まずは“安心”してお使いいただけるよう日本毛髪工業協同組合では「医療用ウィッグのJIS化」を目指してまいりましたが消費者団体・医療関係者・製造事業者の皆様のご協力を得て、2015年4月20日に医療用ウィッグJIS規格化制定(JIS9623)が成立致しました。

この規格では、直接頭皮に接触するネット部、スキンベース部、インナーキャップ部等のパッチテストによる皮膚刺激数・ホルムアルデヒドや、洗濯による堅ろう度と汗による堅ろう度の性能や試験方法などを細かく定めています。

これらの基準を満たした『Med・ウィッグマーク』の普及によりお使いになる患者様・医療関係者の皆様の“安心・安全”が構築されることを目的としています。

※1 日本工業規格(JIS)鉱工業品の品質改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進のため、工業標準化法に 基づき制定されるわが 国の国家規格です。

※2 工業標準化法(JIS法)に基づき、国際標準化機構及び国際電気標準会議が定めた試験所に関する基準 (ISO/IEC 17025)の要求 事項に適合しているかどうかの審査を行う「国が認定する登録試験事業者」です。

※3 抗がん剤治療および放射線治療などの副作用重症な円形脱毛症先天性無毛症などの脱毛症等に悩むウィッグ サポートを必要とする対象 者となり、脆弱な頭皮に配慮する「安心安全な医療用ウィッグ」となります。

Med.認証部会HPより
医療用ウィッグ「安心・安全」マーク「Med・ウィッグ」

以下にM.Wigマークを取得したメーカーのWebサイトへのリンクを貼っておきました。フルオーダーによる最高級品の医療用ウィッグを取り扱う有名メーカーから、激安ウィッグメーカー、部分ウィッグ専門メーカーなどさまざまです。ぜひ、サイトを見ながら比較し、欲しいウィッグをイメージしてみましょう。

認証事業者名 WEBサイト 認証番号
フェザー株式会社 JHA1506F001
株式会社アデランス JHA1506D002
株式会社スヴェンソン JHA1506S003
株式会社プロピア JHA1506P004
株式会社アートネイチャー JHA1507N005
株式会社リネアストリア JHA1510L007
株式会社美希 JHA1512K008
株式会社クロスオーバー JHA1601B009
株式会社an JHA1602A010
株式会社ミリオンバンブー JHA1605M011
株式会社インター・サクセス JHA1606I012
株式会社クラッセ JHA1610K013
株式会社ライツフォル JHA1610R014
株式会社ユキ JHA1610Y015
株式会社ハイネット JHA1611H016
株式会社スリール JHA1612C018
株式会社Berry&Rose JHA1612Z017
株式会社Sunny Days JHA1702G020
シャポード株式会社 JHA1701W019
青島杉山商貿有限公司 JHA1705E022
青和通商株式会社 JHA1706J023
京越株式会社 JHA1707O024
株式会社プリシラ JHA1708Q025
医療用つけ毛・鈴珠 JHA1710U026
(株)アールコーポレーション JHA1804E027
株式会社ダリア ※ JHA1806D028
株式会社HP ※ JHA1810T029

※印はWEBサイトなし
Med.認証部会(日本毛髪工業協同組合)のHPより

M.Wigマークを取得するウィッグメーカーは今後も増えていくでしょう。これからはM.Wigマークを確認して医療用ウィッグを購入することをおすすめします。

激安医療用ウィッグを長持ちさせるお手入れ法

人毛

よくウィッグをブラッシングし、シャンプーを溶かしたお湯でやさしく押し洗いします。トリートメントの後、軽くすすぎ、ドライヤーでスタイリングしながら乾燥させます。頻度はかつらを毎日使用して、夏場は1週間、冬場は10日に1回がシャンプーの目安です。体調によって頻繁にシャンプーできなくても、使用後はきれいにブラッシングをして、髪に癖がつかないようにスタンドにかけておきましょう。メーカーによっては傷んだり色褪せた髪を新品のようにクリーニングしてくれるサービスがあるので、利用するとより長持ちするでしょう。



人工毛(合成繊維)と人毛MIX

人毛MIXの場合も人毛のようにメンテナンスサービスが使える場合があります。回数は限られますがクリーニングによってサラサラの髪に戻るので、比較的お手入れはしやすいと思います。

メーカーによって人工毛の品質が異なるので注意が必要です。熱に弱い合成繊維の場合は、専用のシャンプーで水洗いし、トリートメントしたあと、すすぎ、ドライヤーの冷風か自然乾燥をします。また、トリートメントの代わりに洗濯用柔軟剤を水に溶かし、30分から1時間つけておき、タオルで水けをきった後に自然乾燥させると、髪がサラサラになります。自然乾燥させるときにはウィッグカバーネットをかけておくと、カールが保てます。

ウィッグを買ったらスタンドにかけておく方がほとんどだと思いますが、人工毛のウィッグなら、スタンドを購入しなくても、入っていた箱と袋にそのまま保管することもできるので捨てないようにしましょう。スプレーを使ってきれいにブラッシングした後、頭のところがつぶれないよう丸めた紙を入れて、ウィッグカバーネットを1枚、360°クルッとかぶせます。これを入ってきた袋か、ジップロックのような密閉できる袋に入れて型崩れを防ぎます。それを送ってきた箱に入れて保管します。入院のときは袋のまま病院の棚にしまえます。スタンドにかけるときも、箱にしまうときもウィッグカバーネットは必須アイテムです。

人工毛が耐熱ファイバー仕様の場合は、コテやストレートアイロンが使えるので、乾燥後にスタイリングできます。人工毛は、熱が冷めるときに型がつくので、低温で熱を加えたあと形をキープしておいて熱が冷めたらスタイリング完成です。

人工毛はあまりシャンプーをしすぎないで、各社が出しているウィッグ用スプレーでまめにとかしてサラサラ髪をキープした方が長持ちします。ですが、シャンプーをすると人工毛独特のてかりが取れるので、最初にシャンプーをすることもあります。よほど汗をかいたり、タバコや食べ物の移り香が気になったり、ベタつきを感じるときにはシャンプーしましょう。てかりの防止には制汗スプレーを薄くかけてブラッシングするやり方もあります。シャンプー後はスタンドにかけてカバーネットをつけて自然乾燥でOKです。

各社が出しているウィッグ用スプレーはぜひ購入しておきましょう。人工毛は静電気に弱いです。少しオイルの入ったウィッグ用スプレーでブラッシングすると、髪がサラサラになり静電気を防いでくれます。人工毛はからみやすく傷みやすいので、ウィッグを長持ちさせるためのマストアイテムです。

ウイッグってどれくらいもつの?

某社調べによると、毎日使用した目安は

  • 人工毛→約3~4ヶ月
  • 人毛MIX→約半年
  • 人毛100%→約1年~1年半

と、ありましたが本当はもっと長く使えます。

もし、ウィッグを使うのが通勤用ではなく、通院やちょっとした外出用であれば、人工毛のウイッグでも時々しか着けないわけですから、1年以上使えます。

人工毛と人毛では、明らかに髪質が違うので、仕事で毎日着用するとして、周囲にウイッグだとわからない自然さと着用時の快適さを選ぶとしたら人毛MIXか人毛100%をおすすめします。

気に入ったヘアスタイルが人工毛しかなくて、着け心地もいいとなれば、激安医療用ウィッグなら同じショップからリピートして購入しておくこともできますし、季節に合わせてヘアスタイルを変えてみるのも素敵です。