医療用ウイッグの種類と特徴

医療用ウイッグには作り方や毛質によって、着け心地、耐久性、価格帯に違いがあります

Posted by Ose on May 25, 2019

ウィッグにはおしゃれ用と医療用があります。一般に抗がん剤治療時には医療用ウィッグを使用しますが、おしゃれ用のウィッグではいけないということはありません。両者の特徴を理解して、上手に使うことで、おしゃれの幅が広がり、ウィッグをつけるときに自分がハッピーであればいいのです。

医療用ウィッグとおしゃれウィッグの違い

おしゃれ用ウィッグ

  1. 価格が安い.。3,000円~
  2. 人工毛(合成繊維)
  3. 機械植え
  4. 全体に裏地がついていない
  5. カラーやスタイルのバリエーションが豊富

医療用ウィッグ

  1. おしゃれ用に比べて価格が高い。9,000円~
  2. 人工毛(合成繊維)、人毛MIX、人毛100%の3種類ある
  3. 機械植えと手植えと併用の3種類ある
  4. 全体に裏地がついているので頭皮にやさしい
  5. JIS規格に基づいたM.wigという品質基準がある
  6. 既製品とオーダーメイド品がある

今はかつらの下にかぶるウィッグキャップに良い製品が沢山出ています。医療用のインナーキャップを購入すれば、おしゃれ用ウィッグでも快適に過ごすことができます。

医療用ウィッグのベースキャップは、皮膚の刺激や、洗濯や汗による耐久性など、デリケートな頭皮に配慮された作りになっています。激安医療用ウィッグでウィッグのある日常に慣れたら、次は自分がなりたいスタイルを叶えてくれるお出かけ用ウィッグを選んでみましょう。

医療用ウィッグの注文方法の違い

大きく、既製品、セミオーダー品、フルオーダー品に分かれます。

既製品

  1. 比較的安価
  2. 人毛、人毛MIX、人工毛が選べる
  3. 総手植えが主流(一部機械植え)
  4. SS、S、Mのサイズ展開か、アジャスターで調節
  5. 通販で購入可

セミオーダー品

  1. フルオーダー品に比べて価格が安い
  2. いくつかの選択肢の中からスタイルや毛質、毛量などを選べる
  3. 激安医療用ウィッグショップでも対応可能
  4. メーカーによって納期は異なる。1ヶ月~

フルオーダー品

  1. 価格が高い
  2. ほぼ人毛
  3. 頭の型どりをして作るのでフィット感がある
  4. サロンを併設しているのでカットしてもらえる
  5. 手元に届くまで1~3ヶ月かかる
  6. アフターケアがしっかりしている

激安医療用ウィッグ.comでは、主に既製品を紹介します。

医療用ウィッグの作り方の違い

機械植え、部分手植え、部分機械植え、総手植えなどがあります。

機械植え

  1. 比較的安価
  2. 人工毛が多い
  3. ウィッグが重い
  4. 毛量が多い
  5. 通販で購入可

部分手植え

  1. つむじや分け目の部分が手植え
  2. 自然なつむじや分け目が可能
  3. スキン部分以外は機械植え

部分機械植え

  1. バックやえりあし部分は機械植え
  2. 後頭部がずり上がるのを防ぐ目的
  3. バック部分以外は総手植え

総手植え

  1. やわらかく通気性が良い
  2. 人工毛~人毛までさまざま
  3. 技術者によって技能にむらがある
  4. 医療用ウィッグでは主流
  5. 手元に届くまで時間がかかることがある
  6. 自然な毛の流れが可能

毛質の違いと特徴

人工毛(化学繊維)

  1. メーカーによって異なる。日本製ファイバー、化繊の混合系など
  2. 軽くて扱いやすい
  3. 独特のてかり感がある
  4. 静電気に弱い
  5. 耐久性がない

混合毛

  1. 人工毛と人毛のMIX
  2. 軽くて肌触りが良い
  3. 後からカラーを変えられない
  4. 人工毛より耐久性がある

人毛100%

  1. 価格が高い
  2. 自然な髪質で肌触りも良い
  3. 後からパーマやカラーリングができる
  4. 古くなると色褪せや枝毛などがある
  5. ダメージヘアはリペアで蘇らせることができる

医療用ウィッグの着け心地

一口に医療用ウィッグと言っても、実際に取り寄せてみると大きな違いがあります。着け心地の面で言えば、総手植えの人毛MIXが一番自然で耐久性もよく、ウィッグも軽くてやわらかいので、毎日会社につけていくのにもおすすめできます。逆に機械植えの人毛は、ウィッグが固くて重く、いかにもかぶってる感じがしますが、人毛である分ナチュラルな見た目でカバーしてくれます。

医療用ウィッグの総手植えはウイッグが軽くできています。一般的なボブスタイルが90gとすると、機械植えの場合、全く同じスタイルのボブでも100gを越えます。機械植えは髪の毛のついたテープのようなものをミシンで縫うため、密度が詰まって毛量が多く重くなります。一方手植えは、数本の毛の束を一本一本縫いこんでいくので、通気性が良くなります。

また、人工毛の総手植えのウィッグが1万円以下でたくさん出ていますが、これは人工毛の耐久性が悪いからです。一般に人工毛のウィッグを毎日着用したとして、半年も経ずに劣化が始まると言われています。人工毛のファイバーは静電気に弱いので、長く使っているうちに一本一本がクルクル、チリチリと痛んできます。こうなると洗っても元には戻りません。つまり、人工毛のウィッグは消耗品なのです。そこで、次のページでは人工毛のウイッグを長持ちさせるお手入れ法を説明しましょう。

医療用ウィッグは脱毛した頭皮にやさしいように、裏地が全体についています。この裏地に抗菌防臭処理がしてあるものもあり、伸縮性が高く、洗濯に耐えられるように配慮されています。また、医療用ウィッグは総手植えが多く、ウィッグそのものが柔らかく、軽くできています。おしゃれ用ウイッグが重く、固く感じるのに比べて、医療用のウィッグは抗がん剤治療中でも、快適に着用できるようにさまざまな工夫がなされているのです。